きのこになったカエル4

 

カエルちゃんは これまでのことを リスくんに話しました。

  

 

「そうかあ。

カエルちゃんは くまさんを待ってるあいだ 時間があるんだね。

じゃあ、それなら・・・ 」

 

リスくんは 言いました。

 

「みどり色の西の島に 行っておいでよ。

 カエルちゃん、前からずっと行きたいって言ってたでしょ。

 きっと 時間も忘れちゃうくらいだよ。そうだよ、行っておいでよ。」

 

 

落ち込んでいたカエルちゃんは ちょっとびっくりしたけど

リスくんの提案に だんだん どきどきしてきました。

 

 

「うん。そうだね。行ってくる!

 くまさんの好きな甘いぶどう酒も あるかもしれないね。」 

 

「西の島には ぼくのおともだちのねずみくんがいるから

 きっと いろいろと 教えてくれると思うよ」

 

 

「ありがとう、リスくん。」

 

 

 

 

(まだ続く・・・) 

 

 

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きのこになったカエル 3

 

春になりました。

 

くまさんに会いに行く準備ができた カエルちゃんは

さっそく 東の森へ でかけました。

るんるんです。

 

天気がいいと いいな

あったかいと いいな

 

 

 

長い道のりのあいだ とてもいいお天気でした。

楽しみながら進んで ようやく東の森へ 到着しました。

 

 

しかし くまさんは お留守でした。

そうです、くまさんは しかさんと 

南の島へ でかけてしまったのです。

 

カエルちゃんのお手紙も くまさんの書いたお手紙も

すれ違いになってしまったのです。

 

 

カエルちゃんは くまさんが どこにいるのか知りたくて

くまさんのおともだちの モアイくんに 聞きに行きました。

モアイくんは

「南の島へ行くって言ってたよ。しかくんと一緒だって」

と 教えてくれました。

 

くまさんが しかさんのおともだちが できたことも

教えてくれました。

カエルちゃんは モアイくんに ありがとう と言ってすぐ別れました。

 

 

そうかぁ。

くまさんが 帰ってくるまで どうしようかなあ。

 

 

カエルちゃんは きのこの姿の自分が映った沼のほとりで

ぼんやりと 考えていました。

 

 

 

「あれ・・・?カエルちゃん?」

 

 

声をかけてくれたのは 

東の森に住んでいる カエルちゃんと仲良しの リスくんでした。

 

リスくんは 仲良しなので

きのこになってもカエルちゃんに気づいてくれました。

 

 

「東の森に 遊びにきたんだね。でも こんなところで どうしたの?」

 

 

 

 

 

 

(続く・・・) 

 

 

 

 

 

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きのこになったカエル 2

 

ちょうどその頃 東の森のくまさんも

カエルちゃんに お手紙を送ろうとしているところでした。

 

くまさんは おしゃれと笑いをこよなく愛する かわいい女の子です。

さいきん そんなくまさんに 新しい 鹿のおともだちができました。

 

仲良しになったふたりは 

大好きなハチミツの入ったブドウ酒を一緒に飲んで 

とても楽しい時間を過ごすようになりました。

 

 

ある日 おともだちの鹿さんは

美味しいブドウ酒が 南の島にあることをくまさんに教えました。

ふたりは大盛りあがりです。

そしてふたりは 春になったら南の島へ行ってみることにしました。

 

くまさんは 鹿さんと仲良しになれて とてもうれしく思っていました。

そのことをカエルちゃんに いち早く教えたいと思って

お手紙を書くことにしました。

 

「南の島でかわいいキノコがあったら カエルちゃんに見せてあげよう」

 

 

そんなことを思いながら くまさんは 南の島へ行く準備をしていました。

  

 

 

 

(続く・・・)

 

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きのこになったカエル 1

 

ある北の森に きのこが大好きで

きのこになりたいと思っているカエルの女の子がいました。

 

ある日、カエルちゃんが

きのこ雑誌を読みながら森を歩いていたら

黒い手袋をした犬に会いました。

 

「何読んでるの?」 

「きのこが好きなの。かわいいきのこになりたいの」

 

それを聞いた犬は

「じゃあ ついておいでよ」

と言って くるくる上へ続く階段のところまで

カエルちゃんを連れていきました。

 

「この階段のいちばん上にある鏡の前を通って

 くだる階段でおりてきてみて」

 

カエルちゃんは 言われたとおりにくるくる階段をのぼっていきました。

いちばん上には 大きな まあるい鏡がありました。

そこには カエルちゃんが写っていました。

 

そして 向かい側にあった 階段で下までおりてきました。

 

「犬さん、どういう意味なの?」

 

「ほら、みてごらんよ」

 

カエルちゃんは 目の前にある池で 自分を見てみました。

 

「え~」

 

カエルちゃんは きのこになっていましゃいた。

それはそれは きれいな緑色の かわいらしいきのこです。

 

「犬さん、どうして?」

 

ふり向いたら もう犬さんは いませんでした。

 

カエルちゃんは きのこになって うれしくてたまりません。

森のきのこたちも びっくりしていましたが

あんまり カエルちゃんがうれしそうにしているので

みんな 笑って喜びました。

 

 

「そうだ、くまさんに教えに行こう」

 

カエルちゃんは とても仲良しのくまさんに

きのこになった自分を見せたいと思いました。

 

でも くまさんは 東の森に住んでいます。

すぐに会いに行くことはできません。

 

カエルちゃんは まず手紙を書くことにしました。

 

「これ、お願いね」

 

カエルちゃんは 鳥の郵便屋さんに手紙を渡しました。

 

「くまさんに 早く会いたいな」

そう思いながら くまさんの森へ行く準備をはじめました。

 

 

 

 

(続く・・・)  

 

 

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